アスペママ・スモモ流子育て

こんにちは!アスペママブロガーの、スモモ@aspe_sumomoです。

わたしは自分が「発達障害」であるとわかったうえで、子供をもうけました。

今では3人のちびを連れ歩く、自称ポンコツママです♪

登場人物

スモモ
スモモ
30代 主婦。アスペルガー症候群+ADHD。

旦那
旦那
30代 激務系会社員。定型発達。

イチゴ
イチゴ
長女・小2。自閉症スペクトラム障害。

ニコ
ニコ
次女・2歳。発達凸凹

ミミコ
ミミコ
三女・0歳。定型発達?

3人育児(発達障害児含む)、大変だけど大変じゃない!!

スモモ
スモモ
子供たちは、三姉妹。ちなみにわたし自身も、三姉妹です。

旦那は激務で、出張も多く不在がち。ワンオペ育児です。

わたしはADHDの症状も強いため、車の運転はしません。

どこへ行くにも、徒歩で、あるいは公共交通機関で、3人引き連れて出かけています。

発達障害の特性は、育児に「不向き」なことだらけ!!

まず、片付けができない!!まだ幼いわが子たちは、もちろん、自主的にテキパキお片付けなんてしてくれません。親がやり方を教えなくてはなりません。

でもわたしは、片付けが全くできません。子供に教えることもできないので、何日も前に遊んだおもちゃがそのまま。部屋は永遠に片付きません。

忘れ物・なくし物がひどい!!子供が園や学校から持ち帰ったプリントは、その日のうちに失くしてしまったことは何回もあります。

人付き合いが苦手!!未就園児まではなんとかなっても、子供が集団に入るようになると、付き合いは避けられません。

パニックになりやすい!!子供は予想外のことをするものです。

その他、不注意のため子供に怪我をさせそうになったり、予定を忘れたりダブルブッキングをしたり。わたしの子供たちはみんなアトピーやぜんそくを持っているので、毎日薬の管理だけでも大きな負担となっています。

 

就職するより、「お母さん」になりたかった

結婚する数年前。20歳くらいから「出産願望」はありました。

特に「子供好き」だとは思っていなかったのですが、赤ちゃんは好きでしたね。ベビーカーに乗っている子とか、気になっちゃいました。

わたしは発達障害の症状で、仕事を続けることが難しく、20代で結婚した時はすでに無職になっていました。

結婚して半年後、第一子を授かりました。妊娠を希望してからは、それまで飲んでいたメンタルクリニックの薬をやめていましたが、ホルモンの影響か妊娠前より調子は良いくらいでした。

大震災の翌月に生まれた長女・イチゴは、たいへんよく泣く赤ちゃんでした。

「手がかかる」長女は、発達障害だった

赤ちゃんのときからとにかく寝なくって、泣き叫んでばかりいたイチゴ。

母乳が好きで、決して離れようとせず、イチゴが0歳のときは一日中ずっとソファで授乳をしていました。安物のソファは、ずっと座っていた箇所に穴が開き、2年で壊れてしまいました。

イチゴは、わたしたち夫婦や、双方の実家の家族からも「気難しい子」と思われていました。

はじめてのこと・はじめての場所は全部キライ。わたしはよく「市の広報誌」などで子供向けのイベントを探して連れて行きましたが、嫌がってぐずるばかりで、ほとんど参加できませんでした。

でも、人懐こいところや愛嬌もあり、なによりわたしの母が

「この子は、あんたとちがう。ちゃんと目も合うし、人に興味を持っている。」

と言っていたので、「発達障害」だとは疑いもしませんでした。

でも念のため、保健センターで希望者のみに実施している「2歳児健診」を受けました。そこでは、特に何も問題はないと言われました。

3歳児健診で再検査と言われる

3歳になっても相変わらず気難しく、泣き叫ぶことも多かったイチゴ。

わたしが部屋の家具の配置などを変えると怒り、偏食もひどく、夜泣きも一晩に8回や10回ほどありました。

プレ幼稚園にも通いはじめましたが、あまりに泣き叫んでばかりで親子ともにひどいストレスになり、2ヶ所ほどの園をやめてしまいました。

それでも、上記の母の言葉もあり、

「この子の育児を大変だと思うのは、わたしの力が足りないから」

と思っていました。

3歳児健診では、事前アンケートのチェック欄に「気難しい」との項目があったため、わたしは正直にチェックを入れました。すると、医師がいる別室に呼ばれました。

医師
医師
この気難しいというのは、どういうことなの?

スモモ
スモモ
家具の配置を変えると怒ったり、決まったものしか食べなかったり、新しいことが苦手だったりすることです。 

その後もいくつか質問されたあと、医師には、別の日に詳しい検査を受けるようにと告げられました。

わたしは、思わず自分も発達障害であると告げたうえで、言いました。

スモモ
スモモ
この子はわたしが子供の時のように、『抱っこが嫌で反り返ったり、人と目を合わさなかったり』することはないので、違うと思います・・・

医師
医師
うん、そうね。

でもね、『抱っこが嫌で反り返ったり、人と目を合わさなかったり』しないから、『発達障害ではない』ということではないのよ。

わたしのせいで、「障害児」になった?

わたしの母に「健診で再検査になった」ということを告げたとき、母は

「あんたが『気難しい』というところにチェックをつけたからだ。そういうことをしたら、誰だって引っかかる。」

と言いました。

スモモ
スモモ
わたしのせいで、大げさにも再検査になってしまった。この子は『普通』なのに

3ヶ月後に再検査を受けたイチゴは、同じく『発達に不安のある子供たち』が通う教室に通い始めました。

育児のむずかしさに変化は見られませんでしたが、やがて幼稚園に入園すると、時間的にその教室には行けなくなりました。

幼稚園でも、行事などの「いつもと違うこと」は苦手で泣き叫び、普段の教室でも、ジッと固まっていることが多いようでした。

わたしは、やはり少し心配になり、担任、副担任、発達に詳しい主任の3名の先生と、話し合いの場を設けてもらいました。そこでは、

「全く問題ありません。お母さんの不安な気持ちが伝わるから、そうなんですよ。」

と言われました。

その後も、気難しさや育てにくさの改善は見られず、年少組の終わりに、初めて発達クリニックを受診しました。

そこで正式に

「お母さん(スモモ)と同じ、自閉系の広汎性発達障害です。」

と告げられました。その時、わたしはすでに第二子を妊娠していました。

スモモ
スモモ
 せいぜい「グレーゾーンですよ」と言われる程度かと思っていたので、「まさか」と「わたしの子だから、やっぱりね」というのが入り混じった気持ちでした。

わたしの子だから。

スモモ
スモモ
 (ごめん、イチゴ。ごめん。ごめん。)

イチゴ(7歳)による、スクラッチ作品

傲慢にも、子供の問題は『親の努力次第』だと思っていた

わたしが妊娠中だということもあり、イチゴはほぼ毎日、幼稚園のあとに「デイサービス」へ通うこととなりました。

次女のニコが生まれると、イチゴとの違いに驚きました。

抱っこすると泣き止んだり、お腹がいっぱいになると母乳をすうのをやめたり、夜泣きにもあまり悩まされませんでした。

もちろん2人の娘はかわいくてかわいくて、大好きなのですが、第二子ということを考慮しても、育てやすさの差はかなりのものでした。

イチゴは習い事のピアノ(グループレッスン)でも問題を起こし、幼稚園は毎日遅刻。偏食や、かんしゃくもひどく旦那がキレてしまうこともありました。

「幼児の遅刻は、親の責任」と自分に言い聞かせて

イチゴは、一度はじめたこと今やっていることを中断できません。どんなに促しても、叱っても、言い聞かせても、懇願しても、彼女に「何かをさせる」「何かをやめさせる」ということが、できませんでした。

わたしは「遅刻」が許せませんでした。

将来、コミュニケーションでや仕事でつまずくかもしれないこの子が、「人間として基本的なこと」つまり、

「時間を守る」「挨拶をする」「礼儀正しくする」

ことができないと、どんなに苦労するか。

わたしは乳児を抱えつつ、毎朝3~4時に起きて家事を終わらせ、つきっきりでイチゴの登園の準備を手伝いました。

それでも、決められた登園時間から1時間遅刻してしまうことも、ざらでした。

偏食も、食材をかわいく切ったり、好きなものに混ぜ込んだり、わたしたち親が「おいしい、おいしい」と言って食べてみせたりもしましたが、全く改善しませんでした。

他の人が気づかないような些細な味の違いや、ニオイに敏感で、好きなもの以外は本気で「オエーッ」となってしまうからです。

ニコ(2歳0ヶ月)によるスクラッチ作品

怒って、怒って、怒って

毎日、怒りまくりました。

時計を見せて、

「長い針が6のところに来るまでに、ごはんを食べ終わろうね。」

「長い針が12のところに来たら、行こうね」

という促し方は、

長い針が来るまでは、ずっと好きなことができる」

としか理解してもらえませんでした。

「いま〇〇をやらないと、あなたはこういうこと(具体的に説明する)で困るんだよ。」

と、なぜそれをしなければならないのか説明しても、通じませんでした。

アラームをかけても、すぐに慣れてしまいました。

話をする際、ちゃんと集中できるように、

「イチゴ、聞いてね。

と声をかけ、顔を見させてから話すようにしましたが、全く伝わらず、真似して

「ママ、聞いて!!」「ママ、聞いて!!」

と、四六時中、自己主張することを覚えさせただけでした。

デイサービスの先生にも相談しましたが、「魔法のようなやり方、言葉がけ」などは存在しませんでした。

やがてイチゴは小学生になり、普通級へ入りました。

一年生の夏に三女のミミコが生まれました。

今のところ学校を遅刻することはありませんが、かんしゃくや偏食はひどく、学習面でも困難が見られ始めました。

いくら穏やかに接していても、こちらの反応が気に入らないとかんしゃくを起こすイチゴ。ついわたしもパニックになってしまうのです。

毎日金切り声を聞かされているニコも、同じような叫び方をするようになってしまいまし

た。

次女の発達検査・・・そしてデイサービスへ

次女ニコは、三女ミミコが生まれても特に「赤ちゃん返り」もせず、わたしは

「3人育児も大丈夫。この調子で頑張ろう」

と思っていました。

長女イチゴのときよりも言葉がゆっくりだと思っていましたが、

「イチゴが早すぎただけ」

と思っていました。

2歳になって数ヶ月しても「二語文」は出ず、大半は喃語を話し、わたしの指をつかんで欲しいものに持っていく「クレーン現象」をすることから、念のため発達検査を受けることにしました。

保健センターの検査では

「言葉は半年くらい遅れている」

と言われ、わたしにはその遅れがどの程度のものになるかはわかりませんでしたが、保健センターの勧めもあってデイサービスに通わせることにしました。

その頃にはわたしは、ニコのこだわりの強さや外出先でのかんしゃくちょろちょろするのに疲れていたので、日中デイサービスへ行って見てもらえてとてもありがたく思っています。

「障害のあるお母さん」として、助けを求めた

スモモ
スモモ
 小さい子がいると、お母さんたちは自分の通院もままなりませんね。

わたしも、メンタルクリニックには、なかなか行けなくなりました。

イチゴが幼稚園年少組のときから、わたしは市内にある「障害者のための相談室」へ足を運ぶようになりました。イチゴに発達クリニックへの受診を勧めてくださったのも、そこの相談員さんでした。

ニコを妊娠中から、相談員さんの協力のもと、週1~2回ヘルパーさんに来てもらえるようになりました。苦手な家事を手伝ってもらい、とても助かっています。

定期的に、保健士さんが連絡してくれます。

イチゴを妊娠中、保健センターに母子手帳をもらいに行ったときに、保健師さんには「わたしが精神障害者である」ことを伝えておきました。

その後は、乳幼児健診のたびに個別に話を聞いていただいたり、定期的に電話をいただいたりしています。年に何度か訪問してもらい、子供たちの様子を見てもらったりもしています。

わたし一人ではできないことだらけなので、家庭内の「風通しを良くする」ように心がけています。

わからないことは、しつこく教えてもらう。だって理解できないんだもの

人の説明を理解すること、特に口頭での説明を理解するのが苦手な私は、病院や役所関係、その他の手続きが難しいことも、よくあります。

何度も質問し、時には正直に自分に障害があることを伝え、時には「小さな子供に教えるように」、時には「絵や図を描いてもらって」何度も説明してもらいます。

学校時代は「なんで話を聞いていないんだ!」と殴られ、社会人時代は「同じことを何度も聞くな!」と怒鳴られてきましたが、今ではそんな対応をされることはありません。

わたしにコンサータは効かなかった

コンサータとは、ADHDの症状に効く薬です。不注意のひどいわたしは、三女ミミコが生まれたあと、すぐに断乳しコンサータを飲み始めました。

しかし、全く効きませんでした。通っているメンタルクリニックへ電話し、許可をもらって倍の量を飲み始めましたが、やはり効きませんでした。

早産だったミミコに少しでも母乳を与えたくて、コンサータはやめて授乳を再開しましたが、止めてしまった母乳は復活しませんでした。

 

発達障害者でも、支援があれば育児できる

注意力や理解力に困難のあるわたしが子供を育てるなんて、愚かしいことだとずっと思っていました。

でも今は思っていません。

健常者といわれる人たちだって、1人で子供を育てることはできません。

また、すでに大人と言われるようになったわたしたちも、数えきれないほどの人たちに助けられ、育ててもらってきたのです。

そして、

「人と比べるな」

というのはよく聞く言葉ですが、とても難しいことです。

他の人ができていることや、当たり前のようにやっていることが難しいと、

「自分の努力が足りないんだ。」

「わたし甘えてるのかな。」

と感じること、ありますよね。

子育ては、努力より、テクです。

イチゴの発達クリニックの先生に

「大変な時に、子供を預けたりするのは、立派な育児のテクなんですよ。」

と言っていただいてから、とても気が楽になりました。

助けを求めたり、ラクをしたりするのは、甘えではありません。テクなのです。

お母さんは、にこにこしているのが一番。

夜寝るとき、子供たちと笑いあいながら布団に入れたら、それで満点なのです。

スモモのプロフィールはこちらです