北海道地震

北海道地震体験記・2日目。発達障害ワンオペママと幼子3人でがんばった

こんにちは!スモモ@aspe_sumomoです。

わたしは自閉症スペクトラムとADHDがあります。

長女のイチゴ(小1)は、「一見何の問題もない普通の子」に見える、発達障害児(普通級)。とても「不安になりやすい」タイプの子供です。

わたしたち家族は、9月の北海道胆振東部地震を札幌市で経験しました。こちらの記事は地震発生から2日目の出来事を書いています。

1日目はこちらです。

北海道地震2日目の朝、まだ停電中

平成30年 9月7日 金曜日。

地震発生から2日目の朝です。

目が覚めて、電気が復旧していやしないかと確認しましたが、まだでした。

スモモ
スモモ
冷凍庫も、そろそろ危ないなあ。お肉や冷凍食品を食べてしまわないと・・・。

子供たちが起きだしてくると、イチゴには昨日と同じように、地味なジャージを着せました。

ミミコのミルクを作るため、やかんにミネラルウォーターを入れ、ガスをつけました。

ガスが出ない!?

何度も栓をひねっても、火がつかないのです。

スモモ
スモモ
ついに都市ガスも止まったんだ・・・。まずはミルクをなんとかしないと。

わたしは物置からカセットコンロを出してきて、やかんでお湯を沸かし、魔法瓶に入れました。ミルクを作ってミミコに与えました。

そのあと、フライパンで冷凍庫の中の溶けかけていた肉を、全部焼きました。

朝ごはんは、焼き肉とヨーグルト、前日に土鍋で炊いたごはんになりました。

そして気分転換のため、イチゴとニコをつれてベランダに出ました。となりのベランダにも、知り合いのママさんが出ており、お互い直ぐに気づいて声をかけあいました。

ママさん
ママさん
まだ電気つかないね~!子供たちも疲れちゃって。

スモモ
スモモ
ガスも出なくなったよね?だんだんサバイバルになるね。

ママさん
ママさん
あれ?うちは、さっきガス使ったばかりだよ?

スモモ
スモモ
え!!

あわてて確認しに行きますが、やっぱりつきません。

ママさんと2人して、変だなあと首をひねってその場は終わりました。

部屋に戻ると、イチゴが何やらガスコンロを覗いています。

まさかの原因

イチゴ
イチゴ
ママ、(五徳の)まわりが濡れているよ。だから、ガスがつかないんだよ。

スモモ
スモモ
ほ、ほんとだ・・・。

五徳のまわりを念入りに拭きとると、ガスはちゃんとつきました。

イチゴは、以前旦那に

「五徳のまわりが濡れていると火がつかない」

と教わったことがあるそうです。どういうシチュエーションでそんなことを教えていたのか、わかりませんが。

わたしも当然知っていましたが、その時は五徳のまわりが濡れていたことに気づけませんでした。

先ほどのママさんには、事情を話して、心配かけたことを謝りました。

地震で壊れた道を、買出しに行く

そろそろ、オムツやミルク・食品が心配になりました。

2~3日で無くなってしまう、ということはなさそうでしたが、いつまで物資不足が続くかわからないし、ミルクやオムツは乳幼児の生命線です。

特に粉ミルクは、残りは1缶と半分ほどしかありませんでした。

スーパーまでは徒歩15分ほど。昨日はたいへんな行列が出来ていたそうなので、きっと今日も同じ状況なのでしょう。

時刻はすでに9時過ぎ。

朝イチというには遅くなってしまいましたが、みんなをつれて買出しに行くことにしました。


イチゴに遠足用のリュックを背負わせ、ニコはベビーカー。ミミコは抱っこ紐に入れました。わたしもなるべく余計なものを出して軽くしたリュックと、何枚かのエコバックを持ちました。長い時間並ぶことを想定して、何回か分のミルクと、飲み水も用意しました。

陥没した道路

大きな道路は、すでに信号機が点灯していました。

何度も通ったことのある道が、大きく陥没しひび割れ、それが何キロかに渡って続いていました。

長蛇の列

スーパーの前には、すでに50メートルほどの行列ができていました。「入れ替え制」となっており、一組が店を出ると、先頭に並んでいた一組が入る、というしくみでした。

すでに買い物を終えた人々が、飲料やカップラーメンがたくさん入った袋を下げて脇を通っていくのを、みんなチラッと見てるようでした。

最後尾に並んでいるうちに、ニコはベビーカーで寝てしまいました。後ろにもどんどん人が並んでいきました。

まだ新生児のようなミミコをはじめ、3人の子を連れて並んでいると、前のおばあさんが声をかけてくださいました。

おばあさん
おばあさん
あら、ベビーカーの子は寝ちゃったのね。

スモモ
スモモ
疲れちゃったみたいで・・・。何だか、やっぱり雰囲気を感じるんでしょうね・・・。

おばあさん
おばあさん
そうね。子供って、何か感じてるのよね。あら、小さい赤ちゃんもいるのね。何ヶ月?

スモモ
スモモ
1ヶ月なんです。ミルクを買いたくて。売っているといいんですけど。

おばあさん
おばあさん
入口にいる店員さんに、聞いてみるといいわよ。

見つけた!赤ちゃんの水

やがて店に入る順番が来たので、入口で人員整理をしている店員さんにミルクのことを聞きました。

「お店で確認してください」

と言われました。

店内に入ると、照明は半分ほどに減らされていました。

生鮮食品・惣菜は全くありませんでした。パン、カップラーメンの棚も、ほぼ空っぽ。残っていたカステラを2個買いました。水も売り切れていたので、お茶と子供たちのジュース、お菓子を買いました。

ベビー用のおむつは、通路の真ん中に山の様に積まれていました。ニコの分を1パック、ミミコの分を2パック買いました。

そして、そこにベビー用のミネラルウォーター(2リットル)が売っていました。店頭には十分な数がありました。災害時のミルク育児には、必須と言ってもいいもの。頑張って持って帰ろうと、2本買いました。

粉ミルクも豊富にありました。何缶買うか考えましたが、旦那もいないため、次はいつ買い物に行けるかわかりません。4缶買いました。

日用品や調味料、生理用品も、いつもどおりに売っていました。ティッシュとウエットティッシュ、そして念のため乾電池を買いました。

 会計をしてる時に、お腹がすいたミミコが泣き出しました。このままでは帰れそうもないので、「入れ替え制」となっている中で申し訳なかったのですが、店のベンチでミルクを飲ませました。

その間に、イチゴが一生懸命にベビーカーに荷物を積んでくれました。

店を出ると、行列はますます長くなっているようでした。

イチゴの幼稚園時代のママさんもいて、わたしたちが持っているオムツを見て「まだ売っている?」と聞かれたので、「まだあると思うよ!!」と答えました。

電気の復旧

ベビーカーのフックにオムツをかけ、リュックもぱんぱんにして、店を出ました。

イチゴは

「わたしが何でも持ってあげる!!」

と言い、自分のリュックに2リットルのペットボトルや、電池を入れてくれました。

「疲れたらママが持つよ」、と言っていたのですが、イチゴは数10メートルがんばって持ってくれました。残りの道のりは、ベビーカーのほろを屋根のようにして、イチゴのリュックをのせて帰りました。

家が見えてくると、よそのお宅のベランダに洗濯物が干してあるのに気が付きました。

スモモ
スモモ
洗濯ができたということは、もしかして停電が解消したのかもしれない。

家へ入ると、テレビがついていました。

わたしはブレーカーを落としていなかったんです。夏場でストーブのコンセントを抜いていたとは言え、これは危険なので、今後気を付けようと思います。

テレビで、はじめて被害状況を知る

またいつ大きな余震が来て、停電になるかもわかりませんので、子供たちをせきたてシャワーに入りました。洗濯機も回し、外に干した時の爽快感はたいへんなものでした。

浴槽にはまだ水をためたままでした。

テレビをつけるのも、ずいぶん久しぶりに感じました。

そこで、はじめて被害状況を知ることができました。

夕方頃に市内の実家からわたしの父が車で来て、食品などを届けてくれました。道路があちこち壊れていたので、かなり時間がかかったと言っていました。

父はその後、同じく市内に住む叔母のところへ食品を届けるため、すぐ帰って行きました。

旦那と電話できた

夜になって、震災後はじめて旦那と電話することができました。

みんな元気であること、イチゴがすごく頑張ってくれたことを伝えました。

「本当に、イチゴがいてくれたからみんな大丈夫だったんだよ~」

と言って、イチゴに電話を変わりました。

イチゴはパパの声を聞き、そこではじめて

「こわい・・・。」

と言って泣きました。

北海道地震2日目・まとめ

災害時でも、ミスの多いわたしは、ガスが出ないと思い込んだり、ブレーカーを落とさずに出歩いたりしていました。

わが家は、長女と次女の年が少し離れているので、ついついまだ1年生の長女を頼りにして負担をかけてしまいました。

初めての大きな揺れを体験し、「震災時だから好き嫌いはするな」と言われ、壊れた道路を目の当たりにしたイチゴは、ずっと怖くてたまらかったのに、我慢をしていたのです。

旦那と話した時の

「こわい・・・。」

が、はじめて表現できた本心だったのです。

非常時ほど、子供の心に寄り添わなければいけなかった。

日ごろの備蓄などの準備不足も含めて、反省することの一つになりました。

3日目に続きます。

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